サイクリングで必要な身体機能、筋力

趣味であるサイクリングにおいて、必要な身体機能、またそれの強化についてまとめる。

まず、必要な身体機能として、安定したペダリングを可能にする機能が必要。

1.体幹(頚部、胸腹部)

2.下肢(股関節、膝関節、足関節)

3.上肢(肩関節、肘関節、手関節)

 

今回は、体幹についてまとめる。

1.体幹(頚部、胸腹部)

 安定したペダリングをするには、基本である体幹機能が重要。体幹筋の中でも重要な要素をまとめる。体幹は、大きく頚部と胸腹部に分けられる。

 

 腹部:腹直筋(縦に走行する強靭な結合組織)

    外腹斜筋(体幹を反対側へ向ける、内腹斜筋より浅層)

    内腹斜筋(体幹を収縮する方向へ向ける、外腹斜筋より深層)

    腹横筋(腹腔内圧を高める、腹筋の中で最も深層に位置する)

    胸腰筋膜(腰背側にあり、内腹斜筋と腹横筋の収縮により緊張が高まり、腰部    

         の安定に関与する)

股関節:腸腰筋(骨盤前傾筋、矢状面での骨盤安定には腸腰筋と腹筋群のバランスが   

        必要)

    腰方形筋(片側性の収縮で収縮側の骨盤挙上、股関節屈筋の能力低下の代償動

         作にも使用される。両側性の収縮で腰椎伸展となる)

 

 次に頚部だが、ロードバイクでは強い前傾姿勢となり、前方注視するには、頚部伸筋による支持が強く必要である。これが長時間となると、持続的なストレスとなり、痛みを誘発しやすいと考える。

 頚部については、次回まとめる。ありがとうございました。

 

キネシオロジーp211~ 体幹